お肌の仕上げ

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美肌レタッチについてコメント頂いたので記事にします (^^
昨日まで記事にしたブライダル写真ですが、花嫁さんには全て美肌レタッチしております。
元々肌が綺麗な新婦なのですが、更に美しくでございます。
詳細な画像付きで紹介しようと思いましたが、「 花嫁姿を汚してはなりません 」 と甘雪さんより
お叱り頂きましたので、過去に撮影したおねえちゃんを実例にしますw
○○○ちゃん、ネタに使ってごめんね~
プラグインを使っておりますが、マスクとボカシフィルターを使うと似たような事は出来ると思います。
私なりの仕上げ手順なので、あくまでも一例としてご覧下さい。

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SCRIPT

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LRで現像するとExifへレンズ名も格納されることが分かったので、ワークフローを変更しました。
何のワークフローかというと、ブログへアップする時の処理手順。
[ 旧手順 ]
 現像 → CS5 → リサイズ → シグネチャのベースへ画像をコピペ → 名前を変えて保存 →
 → 画像をブログへアップ → Exif情報をプログラムで取得 → 画像下へExifを書き込み
[ 新手順 ]
 現像 → CS5 → (スクリプトで自動処理) → 画像をブログへアップ
めちゃ簡素化できたw
これは CS系の Photshopへスクリプト処理が実装されているから出来た事でございます。
定型的な画像処理などの手順はアクションへ登録して自動化できますが、スクリプトは更に強力です。
条件により分岐するなどアクションでは不可能な処理が可能なので、あらゆる作業に使っております (^^
DSP(DSP5)ではレンズ名を認識しているのに Exifへ文字列として書き込んでくれないので、
記事へ載せる Exif情報の取得には自前のプログラムで対応しておりました。
※Exifの焦点距離だけだと、A50マクロとシグマ50マクロが判別不能なので。
LRだと Exifへレンズ名まで書き込んでくれるので、全自動処理が可能になりました~ (^^
MFレンズは “A Series Lens” などと出力されますが、焦点距離が分かればプログラムで
セットすることが出来ます。
また、シグマ50マクロはレンズIDが被っているため PENTAX-F 50mmマクロと出力されますが、
これもプログラムで変更できます。
FAFを付けた 500mmも同じく可。

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LRの調教 #3

20110720-1.JPG
K-5 DA★300mmF4 [ F4 1/3000 ISO400 ]
LRの調教の仕上げをします。
前記事では機種毎の初期設定を解説しました。
それに加えて NR処理やシャープ処理も自動で行わせようと思います。
また、私なりの環境設定(カタログ設定)も紹介してみます (^^

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LRの調教 #2

20110719-1.jpg
K20D DA21mmF3.2 [ F5.6 1/350 ISO100 ]
気持ちの良い青空のトーンでございます (^^
これは前記事の調整値を適用したK20Dの青空です。
こうじゃないとw
ということで、前記事のトーン補正データを LR(ACR)の初期設定とする方法を書きます。
ACRもメニューは違いますが、同じ手順で出来ます。

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LRの調教 #1

20110718-1.jpg
K20D DA21mmF3.2 [ F5.6 1/180 ISO100 ]
LRが K20Dに意地悪するので、LRを調教しました (^^
現在使用中のカメラは K20Dと K-5です。
SILKYPIX DSP(DSP5) だと、どちらのカメラで撮影したデータも違和感無く表示してくれますが、
LRだと なんじゃこりゃー! となる場合があります。
具体的には 「青空」と「紫色の花」 です。
K-5のRAWファイルだとマゼンタが少し強いかな? って程度なのですが、K20Dだと
記憶色とはかけ離れたというか全然違う色で表示してくれます。
青空はグリーンに被り、紫の花は青になるw
という事で、LRの調教です。
LR = ACRですので、フォトショをお使いの方にも当てはまります。

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超高解像度

20110704-1.jpg
K20D DA21mmF3.2 [ F5.6 1/750 ISO100 ]
前回の超深々度写真に続いて、今回は超高解像度写真 (^^
扉の写真は DA21で撮影した写真ですが、オリジナルは 9000×6000 ピクセルの 54M画像です。
PENTAX 645D を軽々と上回る、とんでもない解像度の写真でございます。
これはフォトショの Photomerge という機能を使って処理したもので、パノラマ撮影の要領で9枚を合成しました。
DA15で撮影したものと比較してみると 約9mmという画角でした。
21mmレンズが超広角単焦点レンズになった感じ (^^
今回の撮影方法
・写真同士が 1/3~1/4程度重なるように撮影(写真同士の位置合わせに必要)
・手持ち横位置で、上中下×左中右=9枚 撮影 (三脚があれば申し分なし)
・露出がばらつかない様にAEロックして撮影(Mモードでの撮影が楽かも)
 ※ある程度の露出のばらつきはソフトで修正してくれますが、固定した方が良いです。
それを CS5の Photomerge で合成です。
合成自体はソフトに任すので楽なのですが、空間に仮想の9マスを描いて撮影するのが最も大変だったりしますw
縦位置3枚の撮影を合成や、左上・右上・左下・右下で4枚合成の経験はありましたが、手持ち9枚は過去最高記録!
その成果が以下の写真です。
とんでもない解像度なので、リサイズしたものもアップしました。
閲覧出来そうな解像度を選んでご覧下さいw
10M画像 K-mサイズ
16M画像 K-5サイズ
24M画像 α900サイズ
54M画像 645D越え
K-5サイズを見るととんでもなく解像していますね。
9000ピクセルからのリサイズなので解像感がかなりアップします。

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超深々度写真

20110703-1.jpg
K20D A50mmF2.8 Macro [ F5.6 0.3sec ISO100 ]
扉の写真はレンズ前 20cmぐらいの距離で撮影したランタナです。
F5.6まで絞っていますが、何か違和感を感じませんか? (^^
そう、この距離で撮影すると F5.6程度の絞りではこんなに深いピントは無理です。
手前に合わせると背後の花はボケ、中間に合わせると前後はボケボケ。
実は合成写真でございます (^^

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RAW現像 #5

20110629-1.jpg
K20D TAMRON 90mmF2.8 [ F2.8 1/500 ISO100 ]
RAW撮影していて心の底から良かったと思った事を書いてみます。
私がRAW撮影しかしないのは写真のクオリティーを上げたいからなのでございます。
トーンもそうですが、ノイズの緩和や精細感のアップなどカメラ(メーカー)のお仕着せではなく
全て自分で決めたいから。
RAW撮りだと現場では ピント・アングル・露出 だけに集中すれば良いのでございます。
このメリットは計り知れないぐらい大きいです。
特にBM撮影では仕上げ設定を追い込んでいる暇はありません。
あっちゅーまに色が変わってしまいますので (^^
もう一つのメリットは残念な写真が救済できる事ですね。
今回はブライダルのスナップ写真で残念だったものを救済した例を貼ってみます。
扉の画はLRで現像したスイレンです。
LRのデフォルトはややあっさり系というかナチュラルですね。
個人的には少々もの足り無いのですが、淡い色の花を現像するときにはベースとして最適な感じです。

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RAW現像 #4

20110628-1.jpg
K20D TAMRON 90mmF2.8 [ F2.8 1/60 ISO200 ]
私が「RAW撮影すれば?」 と勧めた友人Aから質問が来ました。
エレメンツはどう?
う~む。 本気で使ったことがないので、細かい所までは分かりません。
ということで 30日間のお試し版を再度インストールし、使ってみました (^^
インストールするのは仮想PC( Windows Virtual PC )へ。VPCは変更を破棄できるので、お試し版を入れるのに最適でございます。
インストールしてタップリ遊んだら変更を破棄する。
破棄するとお試し期限もクリアされるので、何度でもインストール可能なのですw

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RAW現像 #3

20110627-1.jpg
K20D DA21mmF3.2 [ F8 1/1500 ISO100 ]
RAW現像の 3回目はちょっとだけ高度な内容で (^^
レンズの収差はいろいろありますが、最も気になる倍率色収差を軽減する方法です。
倍率色収差は等倍でチェックするともの凄く気になる収差です。
では等倍じゃなければ関係無いかと言えばそうではなく、縮小してもしっかり分かります。
これだけは無くしたい収差のトップバッターでございますw
あとは湾曲収差とパープルフリンジが気になりますかね。
湾曲はレンズの味と言うことで許容できますが、パープルフリンジは要りませんw
修正方法の前に簡単ですが、現象だけ解説しておきます。
【倍率色収差】
 レンズの周辺部で目立つ色ズレ。
 これは絞っても改善しません。
 特に広角レンズで顕著に出ます。
【湾曲収差】
 レンズの周辺に行くにしたがい、直線が直線として表現出来ない収差。 (魚眼を除く)
 タル型(主に広角系) 糸巻き型(主に望遠系) 陣笠(ズームに多い)
 水平線が曲がるので、表現としては美味しくない。 (魚眼を除く)
【パープルフリンジ】
 ハイライト部分に現れる紫色の偽色
 絞れば改善する事が殆ど。
これらを修正する方法を図解してみます。
LRと略しているのは Lightroom 3 の事です。

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