K-5 FA135mmF2.8 [ F5.6 1/750 ISO200 ]
前回に続き SILKYPIX DSP5 のレンダリングをチェックします。
私が細部描写を重視するのは鳥を撮影するから (^^
鳥の羽毛が気持ちよく描写される品質だと、花のシベや花粉、人物の髪なども気持ちよく描写されるはず。
ということで、前回に続き等倍でチェックしていきます。
今回もメーカーの意図するシャープネスで評価したいとおもいますので、シャープ系のパラメータは
全て現像ソフトのデフォルトとしました。
[ メジロの全景 ]
K-5 FA135mmF2.8 [ F5.6 1/750 ISO200 ]
これが扉写真の全景です。
この画の頭部を等倍でチェックしてみましょう。
[ 羽毛のレンダリング ]
結論からいうと、LRが好ましいです。
前回も同様の結果でしたが、DSP5のノーマルシャープはべた塗りっぽいです。
シャープ感はあるのですが、緻密さが無い感じ。
ピュアディテールはもう少し解像感が欲しいですね。
で、よく分かるのが目の左上の影になった部分。
LRは潰さずにギリギリ羽毛を表現しています。
ここは PhotoDirectorも頑張っておりますね。
甘いけどw
[ ゾウの全景 ]
K20D DA★300mmF4 [ F4 1/750 ISO100 ]
トマホークで撮ったゾウでもチェックしてみます。
ここから切り出しますので、迷子にならないように全景を貼っておきますw
[ 毛のレンダリング ]
DSP5のノーマルシャープは線が太いですね。
ゴツゴツした様な質感のレンダリングです。
何故かこの画ではピュアディテールもベタッとしています。
コントラストが高い所は手を抜いているんだろうか。
ここでもLRが好ましく感じます。
ゴツゴツしておらず、気持ちの良いシャープ処理です。
[ 皮膚のレンダリング ]
この部分でも前記と同じ感想です。
LRの質感が良い感じです。
無理なく質感が表現できていますね。
少し物足りないのであれば更にパラメータを上げられますし、皮膚だけ部分的にシャープ調整や
コントラスト調整ができます。
あくまでも私の好みですが、シャープネス関係は LRの方に軍配を上げます。
DSP5になってこの部分が良くなるのを期待していましたが、DSPからの進化は感じられませんでした。
どうもノーマルシャープのシャープネスが強すぎてベタッとなる。
既定値は 輪郭強調25 ディテール強調75 なのですが、18と50ぐらいでよさそう。
この既定値、ひょっとして高倍率ズームをターゲットにしているのかなw
シャープ関連コントロールを下げていけばべた塗り感は緩和されますが、LR並の自然さにはならない感じです。
また、弱めにかけてフォトショで部分的にアンシャープマスクをかけてもベタっとした感じは取れませんでした。
市川ソフトラボラトリーさん、シャープネス関係をもう少し研究して下さいませ~ (^^
今回のサンプルもフル解像度画像を用意しました。
手元でじっくり比べたい方はどうぞダウンロードして下さい。
http://mj.plala.jp/chun/blog/20110715-Sharp.zip
おはよう御座います(^^
これを見ると、シャープネス処理はLRが好ましいですね!
ちなみに私はDSP5で、輪郭強調20、ディテール強調50位でやってます。
それと厳密に等倍で処理するには、やはりモニター環境も良いものが
欲しくなってきました(^^
自宅でノートPCでやってますが、色もモニターサイズも、解像度も
イマイチなので、今後の目標はモニターだったりします。
トマホークの開放の切れ味、やはり良いですね!
ヨン様は開放では甘い感じなので、動物などより風景などで
柔らかな印象に仕上げたい時には開放で、リスや鳥を狙う時は
F5.6以上で撮ってます(^^
梅雨明けしたのに昨日からの雨続き、外撮りに行けてませ~んwww
こんにちは
今回のDSP5三部作、個人的にはLR使っててよかったなぁという感想です(^。^)
まぁ、ソフトによって得手不得手の分野があると思うので、シャープネスの
性能を持って判断は出来ないんでしょうが、末永くLRと付き合っていきたいと
思います。
それにしても今回の記事で感じたのはdelphianさんの凄さ。
ハチにしても、メジロにしても、きっちりとピンが来ていないと、このような
検証すら出来ないですからね。
ソフトを含めた道具の能力を限界まで引き出されていると感じます(^。^)
こんにちは^^
レンダリングの写真、クリックして大きくして
見たら、おっしゃってる事がよくわかりました~
細かいところの検証をきっかりやってらっしゃって
すごい!とひたすら感心することしきりです。
delphianさん、普段はA4やA3にプリントなさったりしますか?
A3プリントとなると、このくらい頑張らないといけないんでしょうね。
(←自分に言ってます^^;)
メジロさんと梅(桜?)。大好きな組み合わせです♪
お目目くっきりでびっくりですが、フル解像度画像で楽しませてもらいました^^
bluemさん、こんにちは。
シャープ処理はLRが好ましく感じますよね。
市川さんにはもう少し頑張って欲しいな~
ここが良くなれば DSPがメインに返り咲きそうですけどw
トーンの出方やコントロールへのアクセスのし易さは DSPの方が好みです (^^
モニターは悩ましいですよね。
良いモニターは高いですしw
トマホークの画ですが、調整前の開放でございます。
調整後は更に解像するようになりましたので、妖刀トマホークでございますw
DA300の解像度はさすがですが、
絞っているとはいえ、FA135も
このトリミングに耐える素晴らしい解像度ですね。
この解像度があれば、どうしてもフル解像度が必要な場合を除き、
200mmクラスはなくても良いですね。
これで外観がカッコよければ言うことなしなのですがw
マクテレ手放したので、ちょっと気になってます。
キングサイズまでならトリミングで300mm相当行けますよね、これw
さて、本題ですw
縮小前提ならDSP5いいかも知れませんね。
それにしてもadobeはさすがピクセル処理うまいなぁ
それよりも、それでもDSP5を必要とする、私が今一番知りたい情報を、
わざと焦らしているように思うのですが^^;
たぶんRep #4まではLR優秀記事とにらんでいますw
チラチラと断片情報だけは見かけますがw
早く知りたいですw
shang!さん、こんにちは。
むははっ DSP5は5部作なのでもうちょっと続きます (^^
現像ソフトによって得意分野が違うので、使い分けが楽しいです。
シャープ処理は LR(ACR)の方が好ましいし、トーンの好みはDSPなんですよ。
LRは長く付き合える現像ソフトですね~
むははっ 確かにピントが来てないと検証できませんねw
特に今回の様な重箱の隅をつっつくような検証だとジャスピンで
撮れてる事が前提ですね (^^
持ち物の能力を絞り出すのはとても好きで楽しい事でございますw
pattanさん、こんにちは。
こういう細かい所が最終的な品質に影響するので、
目を皿のようにしてチェックしております (^^
私、普段はあまりプリントしないんですよ。
A3版なんていつ頃やったんだろ・・・w
私が等倍の描写にこだわるのはストックフォトというサイトで
写真販売をしているからです。
大きな画像&等倍で見ても破綻していない画が求められるので、
細かいチェックをしているんですよ (^^
むははっ メジロ好きでしたか~
これは桜メジロでございます。
1月の中旬頃からこの様な画が撮れますので、正月明けの楽しみに
なっております (^^
ask-evoさん、こんにちは。
FA135ですが、F5.6からの描写にはゾクゾクしますよ (^^
F5.6からは☆を付けても良いレンズじゃなかろうかwww
A200を手放したのは 200mmクラスは FA135からのトリミングで
十分だと判断したからでございますw
DA★300を購入して以降、FA135とDA★300に挟まれたA200は
冷や飯を食ってましたので (^^
む? DSP5の一番知りたい情報ってなんでしょ。
チェックして追記しますよ (^^
トーン関係なら軽く記事にしております。
DSP5のトーン関係は信頼しているので、特筆するような記事には
なってませんがw
こんにちわー。
えっと、超場違いな気がしますが、とりあえず来てるよ!ということで(^ω^;)
一生懸命読んでるわりに、若干実になっているかどうか分からない状態ですが、
違いは分かります!
とりあえず、違うのがわかるぞ、からで良いですか???
今度、このシャープネスのコンセプトっていうか、
とりあえず何者なのか教えてくださいm(_ _)m
ゾウさん、カワユスです(^O^)/
あんなちゃん、こんにちは。
わははっ 場違いじゃないですよ~
エレメンツ9で現像するなら知ってて損は無い情報でございます (^^
LR = ACR = Elements9 ですので。
> とりあえず、違うのがわかるぞ、からで良いですか???
OK! 現像ソフトによって違いがあるってのが分かれば、今後役に立ちます (^^
シャープネスのコンセプト?
ん~ RAWデータから画像化する事をデモザイク処理というのですが、
その処理が済んで画像化した直後の画って甘いんですよ。
難しい話しになりますが、ベイヤー配列の撮像素子からピクセル単位の色を作るので
どうしても甘くなるんですね。
なので、シャープ処理は必須なんです。
そのシャープ処理のアルゴリズムがソフトによって違うので、この様な差になるのです。
JEPG撮って出しもカメラ内部で同じ事をやっているんですよ (^^
こんなんで説明になったのかなwww
一番知りたい情報とは、
これだけ細かく、そして調整の自由度が高いACRを
これだけ自在に扱っているdelphianさんが、
それでも出せないトーンって何だろう?
ですw
それが自分には必要のないものであれば、
サクッとLRに移行できるのですがw
断片的に言葉では聞いていますが、
こればっかりは実例を是非見たいです!w
今自分で困ってなければそれで十分とも言えますが、
弱点があるならきちんと認識した上で使えると、
必ずそれを活かせるかな、と思ってます。
なるほどw
そりゃ知りたい情報ですよね (^^
実は回避策というか、解決策を見つけましたw
DSP5 #5の記事のあと、LRの調教記事になりますw
そこで解説しますね。
出せないトーンは無いのですが、シルキーと同じにしようと思うと面倒でございますw
一部はそっくりになっても他のトーンが一致しなかったりで。
未だに全く同じトーンは再現できておりませんw
精進します!w
後日の記事になりますが、LR3 + DSP があれば DSP5を購入しなくても
良いと結論しましたよ (^^
再度登場、あんなです(^O^)/
ってことは、ワタシが現像する時にも
このシャープネスって利用する必要があるってことです…か???
あ、でもそこまで精密にってならなければスルーなモノ…じゃないですよね?
記事+他の方々のコメを見る限り「必要不可欠」っぽいですし。
ってことはです。
これまでその存在すら知らなかったワタシの現像写真は…半分の出来くらい?
もっとどうにかなるってことなんでしょうか??
あんなちゃん、再びいらっしゃい (^^
どの現像ソフトも RAWファイルを開いた時点で必要なシャープネスは掛かってますよ。
なので、ちょっとボケ気味かな? とかクッキリしすぎてるとか感じたときに触る感じです。
あと、高感度で撮ったヤツのノイズが気になるときに下げるとか。
なので、現像した画に不満がなければ触る必要の無いものです。
たとえばミツバチがバリピンで撮れたとします。
複眼をもっとハッキリさせたいとか思ったら、このシャープネスを既定値から上げて
全体のバランスを見ながらクッキリ度を調整する感じ。
てことは、これまで現像した中にもこれを調整すれば凄くなるのがあるはずw
花のシベとかも (^^
今回の記事はソフトによってシャープネスの質が違うという話です。
Elements9のシャープ処理は優秀なので、グリグリ弄ってみて下さい (^^