K20D DA21mmF3.2 [ F5.6 0.7sec ISO1600 ]
撮りたい物はあるのですが、撮れてないので本日もネタを (^^
NR処理するには カメラでNR設定、NRソフトで処理、プラグインでNR処理 が定番だと思います。
それらを使わずにできるNR処理について書いてみます。
まずは処理前と処理後の画をご覧下さい。
K20DのISO1600で撮影したものです。
カメラのNRはOFFで撮影しています。
ISO1600撮って出し
もう一つのNR処理
FSIVで同じ所を 100%で見てみましょう。
[ 処理後 vs オリジナル #1 ]
[ 処理後 vs オリジナル #2 ]
いかがでしょうか。
随分ノイズが消えてますよね。
この画は三脚に固定し、インターバル撮影で 10枚撮影しました。
それをレイヤー毎に不透明度を変えて合成した画でございます。
プラグインやソフトを使ったNRの処理はやっておりません。
この様な処理をコンポジット処理といいます。
星を撮る方々の間では普通にやっている処理ですね。
今回は一番簡単で気軽と思われる方法でやりましたが、それでもこれぐらいノイズが減ります。
[ レイヤーの様子 ]
たとえば 4枚合成するなら下から 100% 50% 33% 25% に設定。
6枚合成するなら前記に追加で 20% 16% に設定。
こうする事でランダムノイズが中和されるのでございます。
用意する画像の枚数が多ければ多いほど減りますが、効果は緩やかになります。
個人的には 5~6枚ぐらいで十分な気がしています。
注意点ですが、1つの画像をコピーして10枚用意して合成しても無駄です。
1枚ごとにノイズパターンが違うランダムノイズだからこの処理が出来るのです。
[ 夜空もやってみる ]
K20D DA21mmF3.2 [ F5.6 1/4 ISO3200 ]
三脚に固定して撮るなら ISO100で長秒露光しても良いのでは?
その通りです (^^
しかし、最新のフォトショを使うとそうでも無いのでございます。
たとえば手持ちで 5~6連写し、それを合成する。
微妙に傾いたり位置ズレ、あるいは回転するはずですよね。
最新のフォトショには 「レイヤーの自動整列」 という機能があり、重ねたレイヤーの画像を
回転までして揃えてくれます。
※レイヤーの自動整列が無いバージョンなら手作業で位置合わせと回転処理をしてもOK (^^
このコンポジットした画でも充分使える画なのですが、それにNR処理すると凄く綺麗になります。
NRソフトだけだとディテールがガタガタになったりするのですが、コンポジット後の画にかけると
軽いNR処理で済んでしまうので、十分なディテールが保てるのでございます。
夜景などの撮影で三脚を持っていないときには思いだしてみて下さい。
役立つかもしれません (^^
お早う御座います。
フォト蔵でお世話になってる高御堂です。
何時も拝見させて頂いておりますが今回も非常に参考になりました!
惜しみない撮影技術の公開に感謝します!!
ありがとうございます。< (_ _)>
コンポジットは依然流星群を撮影した時に使っていました。
ホタルの撮影でもコンポジットは有効なので、沢山のホタルが写った際には
合成して作品化しようと思っていたんですが、残念ながら先日は1枚のみしかホタルの光跡が写りませんでした。
合成は合成用のフリーソフトを利用してます。
フォトショでも出来ると聞いていましたが、レイヤー毎の不透明度の調整を
どうするのか分からなくてやっていませんでした。
ということでこの記事、凄~く参考になります(^^
ありがとうございます!
ホタル リベンジしたい~!
コンポジット合成は知ってましたが、
レイヤー整えるのしんどくてやってませんでした。
そうか・・新型フォトショには自動整列機能があるのかorz
ぐは・・・elementsだと6.0から実装のようで
なるほど~、これは勉強になります!
夜景も15秒を超えると、星が流れるので、この技なら
星もとどめて置いて、蒼が出せますね(^^
まだまだそこまでソフト操作も追い付いてませんが、
いつの日か、やってみたいと思います!
画像処理ソフトも、使いこなしてくれば
確かにレンズ一本分以上の価値、と言いますか
それぞれのレンズを更にスープアップしてくれるアイテムなので
お金掛けても、全く損が無い事を実感中です(^^
宝くじの神様とお馬さんの神様にお願いします(^人^)
高御堂さん、こんにちは。
こちらへもお越し頂き、ありがとうございます < (_ _)>
お~ 以前からご覧頂いてましたか~
重ねて感謝でございます (^^
撮影技術といってもたいしたものではありませんので、
少しでも参考になれば幸いでございます (^^
Jerryさん、こんにちは。
コンポジットもノイズを消すヤツから輝度を上げるものまで色々ですよね。
フリーの合成ソフトを使う方が楽でしょうね~
でも手慣れたソフトで出来るってのも良いものでございます。
ホタルで是非!
まぐかっぷさん、こんにちは。
ちまちまレイヤーを修正するのは大変ですよね (^^
手動で位置合わせするには 「差の絶対値」 を使うと簡単です。
エレメンツにもあればそれで調整するのが早いのですけど。
ん~ これも記事にしてみようかな・・・ (^^
bluemさん、こんにちは。
レタッチソフトは色々出来て役に立ちますね (^^
デジタル時代の写真の楽しみ方って感じです。
機材・撮影技術・現像技術 にレタッチ術も加えないといけませんね~
良い時代になったな~ (^^
こんばんは
亀レス失礼します。
なるほど
コンポジットは星屋さんの用語として知ってはいたのですが、
こういう風にも使えるものなんですねφ(・・。)ゞ
毎度、delphianさんのTips講座は参考になります。
ありがとうございます。
それにしても、NR処理無しでこれだけノイズが消えるというのも
意外というか、目から鱗というか。
一度、自分でもトライしてみますね(^。^)
shang!さん、こんばんは。
亀レスとかお気になさらずに~
画像を重ねるだけでノイズが減るのは面白いですよね。
10枚で薄めるようなものですが、実に自然にノイズが消えます。
役に立つ事が有るかもしれませんので、是非覚えておいて下さいね~
テクニック伝授ありがとうございます^^
星撮りで必ず使用するテクニックですね^^
私が星を撮って合成するときはDeepskystackerというフリーソフトで
RAWを16bitのTiffに変換して合成しています。
沖縄の星空も綺麗でしょうねー。
O-GPS1を使って天の川と海なんて綺麗でしょうねー。
わくわくします。
sorelaxさん、こんばんは。
コンポジットは星撮りの方だと必須の処理ですよね (^^
私は星を撮らないので、NR処理の1つとして時々使う感じです。
住んでいる場所が光害だらけなので、撮る気にならないだけですけど。
離島や北部でキャンプとかだと撮りたくなるんだろうな~
機会があれば頑張って撮ってみますね (^^