写真の仕上げ

20111229-1.jpg
撮った写真の仕上げの話で、今回はNG画像レスキューの巻き (^^
現在のワークフローは Lightroomで現像してそのまま CS5へ渡し、現像ソフトでは出来ない細かい
レタッチを施してフィニッシュしております。
現像が面倒くさいと RAW撮りしない方もおりますが、ワタクシの場合は全く逆。
どんな写真も必ず RAWから現像し、フォトショを通してからフィニッシュです。
イベントなどで大量に撮った場合でも、そのワークフローは変わりません。

[ 扉画の全景 ]
20111229-2.jpg
扉のセキレイ(キマユツメナガセキレイ)はこの様にトリミングしました。
FAFアダプターを付けているのに加え AF微調整が上手くいっておらず、やや前ピンの甘い画ですw
まずはLrから出力した直後の画とレタッチ後の画を見て頂きましょう。

[ ビフォーアフター ]
20111229-3.jpg
ややノイズっぽさはありますが、あらゆる手を使って羽毛の質感を出す様にしました。
甘いピントもOKレベルまで回復させております。
また、ややノイジーで二線ボケのちとうるさい背景も許容出来る程度まで改善させました。
この画と次の画は等倍では使いませんので、少々荒さが残ってもOK。
必要なサイズにリサイズした時、破綻しなければ良いのでございます。

[ 別カット ]
20111229-4.jpg
この画もやや前ピンで、どちらかというと尾っぽの先の方にピントが来ている画。
来てないけどw
肝心の目にピントが来ないと画としてはダメですので、頭部と羽毛を重点的にレタッチでございます。

[ ビフォーアフター ]
20111229-5.jpg
こちらも二線ボケを緩和させたりと色々やっております。
元がISO400なので少々のノイズは許容し、目のボケの改善と羽毛の質感を出す事を優先しております。
レタッチは殆どがピンポイントで行っており、ノイズが気になるところだけNR処理したり、解像感が足り無いところだけ
シャープネスを掛けたりディテールを出したりです。
こんな感じに画を仕上げていくのは苦痛ではなく、むしろ楽しいのでございます。
普段は軽いシャープネス処理程度ですが、レスキューしたい画はこの様に処理しております。
レタッチソフトは撮影した画を最高の状態に持って行くのに必須なソフトでございますね。
ちなみに今回のシャープ処理は Topaz Adjust の力を 50%程度借りております。
Adjustをこの様な目的に使うのは初めてでしたが、ディテールが自在に弄れるので、シャープ処理の下地処理に
ピッタリでございました。
下地が出来たあとは自分なりのシャープ処理とNR処理で細かく調整しました。

[ ミサゴのビフォーアフター ]
20111229-6.jpg
ついでにミサゴの処理も (^^
これも FAF付きでちょい前ピンになっており、甘い画になった画をリカバリー。
最後に大きな画像へのリンクを貼っておきます。
キマユツメナガセキレイ1 ビフォー アフター
キマユツメナガセキレイ2 ビフォー アフター
ミサゴ ビフォー アフター

6 thoughts on “写真の仕上げ

  1. おはようございます。
    Topaz Adjust、HDRだけではなく、下地に使えるので、
    ほんと便利なプラグインですよね。
    それに、3000円程度で買えるので、お買い得です ^^
    私も、Lrで現像してそのままCS5へ渡して、現像ソフトでは出来ない
    調整をしております。
    今までは、Lrで調整を追い込んでいました。(Pseが機能不全だったので)
    今は、Lrで基本的な調整だけして、CS5側で、トーンカーブ、露光量、
    自然な彩度を弄ってます。
    現像ソフト側で出来るのですが、CS5側でまとめてやっても良いかなって、
    今は感じています。

  2. おはよう御座います(^^
    こういった調整作例を載せて頂けると、今の私には
    とてもありがたく感じます♪
    私も効果を効かせる部分だけ調整して、元画にブレンド
    するようにしてますが、いじった部分との境界がくっきりし過ぎる
    失敗もあって、その辺を習得する様に精進精進でした(^^
    DSP5でどこまでやってフォトショに渡すかも、写真によって
    追い込み方変えるのも何となく掴めてきた様に思いますし、
    ホント楽しくフォトショを弄ってます♪
    iMovieさんのトコでも、良いサイトをご紹介頂けてるので
    正月休みは、撮影と調整の写真三昧になりそうで、マジ楽しみ♪
    でも、子供とも遊ばなきゃ(^^

  3. iMovieさん、おはようございます。
    Adjustはディテール出しなど得意なので、こういう処理の下地作りにピッタリでした。
    マジでお得なプラグインです (^^
    NR、露光、彩度、コントラスト等、Lrで可能な限り追い込んでからCS5に渡した方が良いですよ。
    CS5でも色々出来ますが、レタッチした瞬間から画像の劣化が始まりますので、
    RAWから現像する時点で最高の状態を作り出しておく方が最も良いです。
    Lrでの調整に限界がある部分だけCS5で処理ってのが理想です。

  4. bluemさん、おはようございます。
    処理の例があるとどのような事が出来るか分かり易いですよね (^^
    シャープ処理にも色々あって、未だに試行錯誤が続いております。
    写真の絵柄次第で、処理パターンを変えるのも必要っぽいです。
    NRもそうですがw
    > いじった部分との境界がくっきりし過ぎる失敗もあって、
    マスクの作り方を工夫ですね (^^
    合成ではない写真のレタッチだとフェードするブラシを使った方が良いです。
    しかもフェードの幅を細かく調整するのも大事ですね。
    この辺りの事も記事にしてみようかな~

  5. こんにちは。
    RAW撮影⇒ACR⇒CS5の流れでの処理がすっかり身についてしまいました(^^
    NRやシャープの処理などはついやり過ぎてしまいますので、
    いかにもレタッチしました。ってな感じにならないように
    自然に仕上げられるように精進精進です。
    Topaz Adjustの導入を真剣に考えてみようと思います(^^
    単品で済ませるかバンドルにするか・・・どうしよう

  6. Jerryさん、こんにちは。
    やはり仕上げの可能性が広がる RAW撮影が基本ですよね (^^
    やり過ぎてしまうのはワタクシも一緒一緒w
    不自然にならない程度に抑えたいのですが、ストップが効きませぬ (^^
    NRプラグインがバンドルされている事で悩んで居るのでしたら Adjust単体でも良いです。
    Adjustには DeNoiseと同じ機能が組み込まれており、全てのパラメータをフラットにして
    Use Topaz DeNoise というチェックボックスにチェックを入れれば NRだけ処理出来そうです。
    Adjustはメチャ使い道があるので、買ってもいいと思います。
    4000円以上の価値は間違い無くあります (^^

Comments are closed.