チビセミ-R

20120413-1.jpg
カワセミが撮れる場所が分かったので、日曜日も行ってきました。
前記事では豆セミからチビセミに出世したと書きましたが、ちゃんと比べて見ると
チビセミには届いておりませんでした (^^
ちゅー事で、チビセミ-R(リベンジ)でございます。
これは池に浮いている遊歩道から撮影したカワセミ。
距離は 15mぐらいですかね。
メッチャ晴れているのに影に留まるもんだからSSが落ちる。
で、遊歩道は沢山の人が歩いているので揺れる揺れるw
ISOが上がるため画も荒れるしで、あまり良いポイントじゃないな~
RAW + JPEG で撮った K-5の 6M画像がこれです。
全景でおおよその距離が分かりますかね。
このカワセミ、沢山の人がいるのに 15mぐらい離れたところに留まりました。
2度ここに留まったので、どうやら狩り場のようです。
で、帰巣するときは頭上を越えて飛んでいきました。
カワセミってあまり人を怖がらないのでしょうかね。

[ 青い弾丸 ]
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小さいくせに飛んでいくのが速いっす~
さしずめ青い弾丸ですな。
チーッチーッ と鳴きながら頭上を越えて びゅーっ と飛んでいきました。

[ 飛ぶチビセミ ]
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左上を除いて飛んでいるのは 50mぐらい先ですかね。
AF-Cで追いましたが意外にも頑張って食いついてくれました。
遠いからでしょうけど (^^
次こそはカワセミが撮りたいっす!
そういえば、何度も行っている場所ですが、本気で鳥を撮る装備の方を見た事ございません。
ここでは確実にカワセミが撮れるのにです。
池の案内板にもここで見られる鳥にカワセミが書かれていますので、鳥撮影好きは絶対知ってるはず。
沖縄の人はあまり鳥を撮らないのかな?
実はその案内板を昨日初めて見ましたw
なんで確認しなかったのかな~ 何度もその案内板の前を通ってるのにw

[ おまけ ]
20120413-4.jpg
K-5(K-7もかな?)使用時限定ですが、DA★300を使う時のセッティングを書いてみます。
高速 SSを使いつつ可能な限り低ISOで撮影し、ブレが少ない清潔な画を撮る方法です。
望遠レンズを使い始めたばかりの方には参考になると思います。
望遠レンズを手持ちで使うコツはとにかく SSを上げること。 ISOを上げてでもです。
手ぶれ補正が効いていても高速SSを切らないと甘い画しか出てきません。
可能な限り 1 /(焦点距離 x 2) 以上の SSを切るようにすると良いと思います。
つまり、300mmを使うなら 1/600以上の SSで撮影。 できればもっとです (^^
それではセッティングです。(露出モードは Av)
まず拡張感度を ONにし、ISO AUTO設定を 80-6400 にします。(上限は適当)
で、ハイライト補正を ONにする。
こうすることで ISO 160-6400 の AUTO設定になり、最低ISO 160からになるので SSが稼げます。
当然 ISO100よりノイズは増えるのですが、白飛びし難くなる上に SSも稼げるので、鳥撮りには
最適だと思います。
羽毛の質感を出すためには飛ばさない事が最も大事だし、白い羽毛って簡単に飛んじゃうのでね (^^
そしてこれがキモ。
感度アップポイントを FAST へ設定。
そうすると 300mmレンズの場合 1/750 をキープしてくれます。
ISO160でも明るければ 1/750以上になり、1/750を切るようだと ISOが上がりはじめ、ISO AUTOの
上限に達したら SSが落ち始めます。
※1/750より速い SSが欲しい時は前ダイヤル(にISO変更を割り付けてある)で ISOを上げています。
 そして ISO AUTOに戻す場合はグリーンボタン押下で 1/750絶対キープ (^^
昼の鳥撮りなので 6400まで上がることはまず無いので 6400にしていますが、夕方など困る事に
なるかもしれません。
その場合は上限を 1600とかに設定すれば良いと思います。
感度アップポイント FAST時 1/750というのは露出ステップを 1/2にした場合です。
1/3ステップだと 1/640をキープしてくれます。
この感度アップポイントは
FAST = 1/焦点距離の倍  標準 = 1/焦点距離  SLOW = 1/焦点距離の半分
となるようです。
1/2ステップ時  1/750(FAST)  1/350(標準)  1/180(SLOW)
1/3ステップ時  1/640(FAST)  1/320(標準)  1/160(SLOW)
※この例は 300mmのレンズを使った場合です。
 1/2ステップにすると 1/3ステップよりちょっとだけ SSが稼げます (^^
私の場合は F5.6を基本にし、簡単にISOが上がるようであれば F4で撮影する感じです。
ちなみに FAFを取り付けた場合はこのパターンになりません。
どうやら ROM情報を利用しているようで、500mmと設定しているのに SSが全然稼げません。
なので FAFはちと使いにくいんですな~
FAFを使う場合は F値と SSを固定し、露出は ISO変更で対応してくれる TAvが使いやすいかもしれません。
私は SSをチェックしながら小まめに ISOを変更していますが (^^

16 thoughts on “チビセミ-R

  1. カワセミ、いいですねぇ~
    それよりも、ISOオートの挙動・・・目からウロコです。
    さすが兄貴は探究心が強い。
    おおっと、自分のK-7&K-5のチェックをしようっと。
    お勉強になりました!
    ありがとうございますぅ。

  2. このAUTO設定が羨ましいです。
    K20Dだと焦点距離関係ないし、
    SS重視でも1/90まで許容されてしまいます^^;
    戻し忘れが怖いのでw
    できるだけISO AUTOで撮るのですが、
    SSの遅いことw
    手ブレは頑張ってますが被写体ブレだけはどうにもなりません^^;
    普段最長90mmなのでまだ良いですが、
    300mmとか使う時は手動設定を活用しないと
    歩留まり激落ちしそうですね^^;

  3. pentaZ-5pさん、こんばんは。
    カワセミは何故か出会いが無く、この記事で人生3度目の出会いです (^^
    ISO AUTOの挙動はよく考えられていますね。
    AFレンズだとこの挙動ですが、A以前のレンズだともっと遅い SSになるアルゴリズムに
    なっているようです。
    探求心が強いというか、歩留まりを上げるために色々チェックしたんですよ (^^
    夜撮りや広角レンズだと逆の挙動を利用するといいですね。
    出来るだけ低ISOをキープしつつ、手ぶれ補正が十分効く SLOWで撮影するとか。
    こういう設定が出来ると ISO AUTOがメチャありがたく感じます (^^
    ※コメント頂いた後、ちょっとだけ加筆修正しました。

  4. ask-evoさん、こんばんは。
    そそ、K-5を買って嬉しかったのが感度アップポイントを設定出来る事でした。
    欲を言えば FASTER = 1/焦点距離の3倍 ってのが欲しいですw
    K20Dは 1/焦点距離 だけですよね。
    で、Aレンズ以前だと 1/90キープw
    A50マクロも FAFを付けたDA★300でも 1/90なんですよwww
    なので K20Dで鳥を撮っていたときは ISOを小まめに変更していました。
    で、タイミングを見計らってグリーンボタンを押すというくせをつけていました。
    ISO AUTOへの復帰ね (^^

  5. 今朝、バルコニーから鳥さんが近くの建物に止まってるのを発見!
    練習には最適と思って、こちらの設定をセットしたのですが、
    最後の感度アップポイントがどこにあるのか、K-7のメニューを何度見てもなくて、
    やっと見つけて看板を見たら…
    i||| _П● |||i……イナイ
    電池残もなくなってたので只今充電中~~
    明日は早起きして再挑戦してみます(b^ー°)

  6. おはようございます(^^
    カワセミ様ポイント発見ですね!!
    これは羨ましい♪
    撮影条件的には厳しそうですが、でも撮れるのは良いですね(^^
    しかし、ガラガラとはww
    東京などでは大砲がずらりと並んでるシーンをみますが、そういう
    方達がこれを見ると、これまた羨ましがると思います(^^
    ペンタのこの細かな設定が出来るのは本当に羨ましい!
    7D購入しても、やはりその都度、手動でISOを小まめに変えながら
    撮っておりました。
    ずっとそうなので、慣れてるので良いのですが、でもこうしてカメラ
    に任せられると、やはり便利ですよね(^^
    40Dの1010万画素から1800万画素になった訳ですが、SSは更に
    重要に感じておりました。
    樹上でさえずってるホオジロを何枚も撮りましたが、PC等倍で
    見ると、微ブレやピンズレがこれまで以上に分かります。
    被写体ブレもあるので、鳥の動作観察など、更にシビアになって
    それも楽しく感じておりました(^^

  7. Rana*さん、おはようございます。
    感度アップポイントはK-7も設定出来るみたいですね。
    DA★300はとにかく高速SSが必要なので、FASTに設定すると歩留まりアップしますよ~ん
    K-7だとハイライト補正を入れて 200-800 で撮る感じですかね。
    是非お試し下さいな。

  8. bluemさんさん、おはようございます。
    カワセミが撮れる場所発見です (^^
    家から 10分の子どもの国でしたwww
    あんなに探していたのにすぐ近くにあったとは!
    で、ホント鳥撮りの人はいないんですよ。
    泡瀬干潟や金武町も殆ど独占状態なので、沖縄の人はあまり鳥を撮らないみたいw
    ペンタの露出系設定はホント細かいですよね。
    ダイヤルへの機能割り付けもメチャ細かく出来ますし。
    解像度が高い機種へ変更すると等倍観察でブレが目立つ様になりますね。
    ま、殆どは縮小して使うので変わらないと言えば変わらないのですが (^^

  9. リベンジ成功おめでとうございます(^^
    元気な男の子ですね♪
    背景がこういう自然物だと画になりますね~。
    羨ましいです。
    どうしてもコンクリート護岸とか入っちゃうことが多いので
    記録写真止まりなんですよねw
    ペンタは設定の自由度が細かくて羨ましいです。
    7DもせめてISO上限設定だけでもやって欲しいです。

  10. Jerryさん、こんにちは。
    はれてチビセミになりましたw
    記事では 15mって書きましたが、全景からすると 20mはあるな~
    5mとかで撮りたい! できれば 3m! (^^
    ここは幸いにも池なので自然っぽくとれますね。
    人それぞれ撮るものが違うので、露出の自由度は高い方が嬉しいですよね。
    7Dもファームアップで実装してくれたらいいのに。

  11. お邪魔します~♪
    縁側に申請しました。
    MAパパというネームです(^^
    カキコする暇はあまりないのですが、一応A50買ったので
    ペンタ板にも参加してみようかと・・・・
    ナンチャッテ(^^

  12. なっはは~
    ┏O)) アザ━━━━━━━ス!
    あそこ、メーカー関係無いですよ~ん
    ニコンユーザーさんもおりますし。
    ですので、ガンガン貼って下さいな (^^

  13. カワセミポイント、発見おめでとうございます(^-^)
    カワセミの出没場所、何度か行きましたけど
    カメラマンが十人くらいいても、全く平気でした。
    意外と、人の目は平気な感じです。
    あと、カワセミって木にとまってる時間が、
    他の鳥さんたちより、ずいぶん長い気がします。
    ハイライト補正オンとか、FASTとか…
    こういうのは7Dにはないの?→bleumさん、
    jerryさん(^^)

  14. pattanさん、こんにちは。
    やっと見つけました~ メッチャ近くでw
    子どもの国という場所なのですが、年パスを買ってあるので入園し放題です~
    なのでこれからいくらでも撮れそうな気がしますwww
    後は近くに留まるのを撮るだけって感じですかね (^^
    やっぱり人は気にしないのですね~
    頭上を越えていったので、そうじゃないかと思いました。
    そして留まっている時間も結構長いですね。
    カワセミが撮りにくいのは単純に距離だけっぽいです (^^
    ペンタのハイライト補正 → キャノンの高輝度側・階調優先機能
    ペンタの ISO AUTO → ISO感度自動設定
    両方 ONにすると 200-3200 に設定されるはずなので、記事と同じ感じですね。
    で、ISO感度アップポイントは無いはず。
    問題はその時の SSがどれぐらいを維持してくれるかですね。
    EF400を取り付けたら 1/1000とか維持してくれ、1/1000を切るようだと
    ISOが上がっていくなんてアルゴリズムになっていると、もろ鳥撮り用ですが、
    ちょっとググるとこんな事が書いてありました。
    > Avモードでは、シャッタースピード「(1/レンズの焦点距離)+1/3段」以下になると、
    > その機種の自動設定上限まで感度アップ。
    ということは EF400をつかうと 1/500を維持してくれるって事ですかね。
    400mmだと SSがちょっと足り無いな~
    詳しくは bluemさんとJerryさんの返答を待ちましょ (^^

  15. お邪魔します~。
    pattanさんからの質問なんですけど、
    7Dには感度アップポイントの設定なんて気の効いた機能はありませんw
    それどころかISO感度上限設定もできないので、すぐISO3200まで
    上がりきってしまいます。
    高輝度側諧調優先機能とオートライティングオプティマイザは
    殆ど使ったことありませんが、白飛びを避けるなら高輝度側は使っても良いかもしれませんね。ただし最低感度がISO200になってしまいます。
    新体操の撮影ではISOも含めて完全にマニュアル露出で撮ってます。
    状況に合わせて自分で露出を調整するのが手っ取り早いかもですね。

  16. おっ ユーザーからのお答え (^^
    そっか~ すぐに ISO3200まで行っちゃうならちょっと使いづらいですね。
    ISO200~はハイライトが守れるし NRを使えば良いのでこれはOKですが、
    オートライティングオプティマイザは使わない方がいいでしょうね。
    これ JPEG用だと思うので、RAWには影響しないはず。
    ONにするとプレビュー用の JPEG生成の為だけに使われる処理なので
    RAW撮りの人は保存時の処理時間が無駄に長くなるだけだと思われます (^^

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