お肌の仕上げ

20111201-1.jpg
美肌レタッチについてコメント頂いたので記事にします (^^
昨日まで記事にしたブライダル写真ですが、花嫁さんには全て美肌レタッチしております。
元々肌が綺麗な新婦なのですが、更に美しくでございます。
詳細な画像付きで紹介しようと思いましたが、「 花嫁姿を汚してはなりません 」 と甘雪さんより
お叱り頂きましたので、過去に撮影したおねえちゃんを実例にしますw
○○○ちゃん、ネタに使ってごめんね~
プラグインを使っておりますが、マスクとボカシフィルターを使うと似たような事は出来ると思います。
私なりの仕上げ手順なので、あくまでも一例としてご覧下さい。

[ Lightroomで調整 ]
20111201-2.jpg
まずは現像ソフトでトーンと露出を整えます。
左が調整前で右が調整後。
曇り日&公園で撮影したため、ちょいとグリーン被りしております。
それを調整して現像し、フォトショップへバトンタッチします。

[ 処理の変遷 ]
20111201-3.jpg
【 現像直後 】
 現像してフォトショップへ読み込んだ直後の画です。
 少しお肌が荒れ気味なので、美肌化します (^^
【 Dfine 60% 】
 Lrで気にならない程度に背景のノイズは取ってありますが、女性の写真なので徹底的にクリーニングします。
 まずは Dfine というノイズ除去のプラグインでNR処理します。
 レイヤーにコピーしてから処理し、NR処理されたレイヤーを不透明度 60%にして元画とブレンドしました。
 何か処理をする時はレイヤーにコピーしてから、不透明度で効果を調整するのが私のやり方です。
 この写真は低ISO画像なので必要度は低いのですが、ブライダル写真の仕上げでは必ず使っています。
【 Portraiture 70% 】
 これが美肌化の秘密兵器ですw
 肌部分だけに効果がかかるプラグインで、マスクしなくても楽に美肌化できます。
 Dfineで処理した後画像を統合し、もう一度レイヤーにコピーして複製を作り、そのレイヤーにかけます。
 肌の感じを見ながら不透明度を調整。
 この子の場合は 70%ぐらいで良い感じでした。
 かけ過ぎるとツルツルになり、サイボーグ状態になりますので、かけ過ぎ注意ですw
 ブライダルの場合は新郎にも掛かってしまいます。
 新郎を美肌化すると迫力が無くなりますので、新郎へ掛かった効果は消しゴムをかけました (^^
【 スポッティングとトーンの微調整 】
 最後にコピースタンプツールやスポット修復ブラシツールで、少し残ったお肌の荒れを整えてあげます。
 コピースタンプツールは不透明度を 40%ぐらいにして元画と馴染ませるなんて事もやります。
 最後に少しだけハイキーにし、ガンマを調整してやや軟調化して完成。

[ 完成 ]
20111201-4.jpg
仕上がったのがこの写真です。 ( 大きな画像はこちらをどうぞ
手順を読むと面倒くさそうですが、慣れると数分で終わってしまいます。
目力を作りたい場合は目の部分だけ選択し、部分的にシャープネスを入れることもありますが、
今回は柔らかい仕上げにしたかったので、シャープネス処理は一切しませんでした。

[ Portraiture ]
20111201-5.jpg
これが Portraiture の画面です。
デフォルトの状態でも効果はOKなので、特に調整せずそのまま [ OK ] を押しておりますw
最後に今回使ったプラグインの URLを記しておきます。
どちらも15日の試用期間がありますので、気になった方は試用してみてはいかがでしょうか。
IMAGENOMIC PORTRAITURE
http://www.imagenomic.com/pt.aspx
Nik Software Dfine 2.0
http://www.swtoo.com/photo/nik/nik-products/dfine/

8 thoughts on “お肌の仕上げ

  1. うひょえー丁寧な処理∑(´Д`;)
    自分、Lrの輝度調整で肌色らへんの輝度上げてごまかしちゃってます
    こういうのってやり過ぎちゃいそうでむずかしいですねえ
    あ、そうか、Lrで複数出しておいてelementsでレイヤーコピコピすればいいのか
    ・・・疲れそうw

  2. kniさん、こんばんは。
    女性の仕上げは丁寧に♪
    お花と一緒でございますね (^^
    トーンの調整などもやり出すと際限がないので、困ってしまいますw
    仕上げの方法は人の数だけ有りますし、私も複数あります。
    HDRと一緒ですな (^^

  3. おはよう御座います(^^
    このプラグイン関係は、素晴らしいですねぇ♪
    CS5、早く欲しいです(^^
    何度か経験を重ねて、自分なりの目標値とフローが
    出来れば楽しいのでしょうねぇ♪
    基本、現像→PS6でそれ程時間を掛けてませんが
    今回の連動企画では、PS6とにらめっこ状態でした(^^
    DSP5に戻って、現像し直す事も数回ww
    女性の肌などは難しいのでしょうね。。。
    CS5のプラグインサイトを見ると、驚愕ですが(^^
    自然な状態に仕上げるって、加減を掴むまで
    やはり経験あるのみですね。

  4. bluemさん、おはようございます。
    フォトショは必要に応じて機能が拡張できるのが良いですね。
    フォトショが無いとフィニッシュが出来ない体になっておりますw
    もちろんそのままでも十分なのですが、やっぱりより美しく仕上げたいですよね。
    撮って出しアレルギーという病気じゃないかとすら思っておりますよ (^^
    > 自然な状態に仕上げるって、加減を掴むまで
    ですですw
    NRも美肌も、使い初めの頃はやり過ぎる傾向にありましたw
    楽しくてw
    今はバランス出来るようになりましたwww

  5. こんにちは(^^
    スゲー!!
    綺麗になりますね~♪
    女性のお顔を撮ることは滅多にないのですが、せっかく撮ってあげるなら
    綺麗な写真であげたいですよね。
    本人も喜ばれることでしょう(^^
    ブライダルなどを撮る機会があればお試し版をDLしてみようかな。
    毎度ですが兄貴さんのTips&Howto記事は勉強になります。
    他にも楽しい&役に立つネタを楽しみにしております!

  6. Jerryさん、こんにちは。
    美肌レタッチは効くでしょ~~~ (^^
    さりげなくお渡ししておりますが、手間かけてますwww
    何か機会が有れば是非使ってみて下さい。
    新体操にも (^^
    次は NR関係の記事ですね~

  7. 何て手の込んだ作業でしょう!!
    それにしても、綺麗になってびっくり。
    私のリアルの顔も、こんなに変えれたら嬉しいのになww
    あのー、最初にLightroomで、それからフォトショに行くのはなぜ
    なんでしょうか?直接フォトショではだめなの?
    もしくは、Lightroomだけではだめなんですよね?
    ヘンな事聞いてたら、お許しくださいませ^^;

  8. pattanさん、こんばんは。
    文字にすると手の込んだ作業に感じますが、実際はそれほどでもないですよ。
    毎度やっていることなので、面倒にも感じません (^^
    pattanさんの水着写真を送っていただければ、ボンキュッボンも含めてレタッチしますwww
    最初に Lrを使うのは Lrでファイル管理をしているからでございます。
    フォトショでRAWファイルを開くと ACRが起動しますよね。
    その ACRの代わりが Lrなのです。
    Lrの調整 = ACR(Adobe Camera Raw)の調整 なので、直接フォトショでもいいですよ。
    現像パラメータの調整は同じですので (^^
    で、Lightroomだけだとレタッチ機能が弱いので、やはりフォトショでフィニッシュです。
    フォトショに渡してからの処理が重要♪

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