K20D A50mmF2.8 Macro [ F2.8 1/1000 ISO100 ]
PENTAX-A 50mm F2.8 MACRO のインプレなぞを (^^
このレンズ、気に入りそうです。
梱包を解いて手に取った瞬間に こりゃいい! と思いましたから (^^
まずは小さくて軽いって所が良かったし、試写してみると良く写る。
AFレンズと違い、ヘリコイドのトルクが心地よいし。
更には作りの細かい部分にちょっと感心したり。
なるほど~ このレンズがなかなか出てこない理由が分かった気がします。
このレンズを手にした人はなかなか手放さないのかもしれませんね。
ショップへ出てきても 20K以上というバブリーな価格設定になっております。
同じ様な価格で SIGMA 50mmF2.8という AFで最新の等倍マクロが買えるのにです (^^
でもこのレンズに20K以上の価値があるかというと微妙~
[ 試写 #2 ]
K-5 A50mmF2.8 Macro [ F2.8 1/90 ISO100 ]
約30年前に発売されたレンズなのに描写にはちょっとビックリしました。
近景から遠景まで合格マークが出せる解像度でございました。
様々なグラデーションを撮ってみないとまだ何ともいえませんが、トーンの繋がりも悪くは無さそう。
現代のレンズのようにコントラストが高くないので、優しい描写をしそうです。
これはいいな~
花撮り用に買ったのでは無いのですが、これで花を撮りたくなりました (^^
もう撮り始めてますけどw
しかし、6枚絞りが実に残念です。
これが 9枚絞りだったら花撮りにがんがん使えるのにな~
でも開放で使えば絞りの形は関係無いし、背景を選べば絞ってもOKなので、たぶん使うと思います (^^
[ A50mmF2.8 MACRO の状態 ]
K-5 TAMRON 90mmF2.8 [ F4 1/8 ISO200 ]
年代ものなので鏡筒はかなりくたびれております (^^
フィルター枠に打痕がありますが、光軸のズレは感じませんでした。
カビや曇りはありませんでしたが、レンズ内には小さなチリが多数。
前玉に2ヶ所、後玉に1ヶ所点状のコーティング剥がれがありました。
こんな状態ですが、実写への影響はまず無いでしょう。
ヘリコイドもMF時代のレンズにしては少し軽いのでグリスが抜けてる感じです。
値段なりの状態ですかね (^^
8Kちょいで入手しましたので文句はございません。
しばらく使って手放さないと決めたら写真レンズ工房さんに送ってメンテナンスして貰います。
ヘリコイドのトルクを調整、レンズ内のゴミ取り、光軸の調整、無限遠のチェック等、
オーバーホールをして貰おうと思います。
以下は仕様。
レンズ構成: 4群6枚 絞り羽根枚数: 6枚 最短撮影距離: 0.24m ( 1:2 ) フィルター径: 49mm 大きさ: 63mm x 50mm(高さ) 重量: 220g
[ 鏡筒前部の数字 ]
K-5 TAMRON 90mmF2.8 [ F2.8 1/10 ISO200 ]
ヘリコイドのすぐ前にこの様な数字があります。
これは撮影倍率でございますね。
5に合わせるとピント位置で 1:5 ( 0.2倍 ) の撮影が出来るという意味です。
K-5のセンサーは約 2.4cmですから、2.4 * 5 = 12cm の大きさが撮れるという計算です。
マクロレンズは元々複写目的で開発されたレンズなので、この様な数字が書いてあるのでしょうね。
この様な文字部分はプリントではなく彫り込みにインクの流し込みとなっている事に感心しました。
鏡筒にある全ての数字や文字がこの処理になっています。
安いレンズはプリントで済ませているので、これはちょっと嬉しい。
Limitedレンズのルーツを見た気がしました (^^
ヘリコイドですが、ハーフマクロなのに 330度ぐらい回ります。
ピントの追い込みは楽なのですが、最短から無限遠へ戻すとき何度も回してしまいます。
ま、これは良でしょうね (^^
それと、1m~∞のリング移動距離は 2cmぐらいあります。
これは嬉しい。
SIGMAの 50mmマクロなんて 1cmぐらいしかありませんでした。
中距離のピント合わせがシビアだったので不満でしたが、このレンズで不満解消です。
ヘリコイドを回した感触も不快なので、SIGMAにはマクロ撮影ってのをもうちょっと研究して欲しいです。
砂が噛んでるのか? って思うような感触は止めてくれ~
最新のマクロレンズはどうかわかりませんが、50mm EX 及び 105mm EX はジャリジャリでした。
[ 大きさの比較 ]
K-5 FA43mmF1.9 [ F5.6 1/10 ISO200 ]
272Eと比べると大きさが全然違いますね。
まるで大人と子ども (^^
A50mmがどんなに背伸びしても272Eの肩に届かないところが可愛い♪
A50mmはハーフマクロなので、最短撮影距離時の露出倍数は 1段です。
分かり易いですね~ (^^
———- おまけ ———-
ご存じない方のために露出倍数の事を書いておきます (^^
たとえば F2.8で撮影したとします。
これは無限遠時の F値でございます。
F値というのは 焦点距離 / 有効口径 です。
近距離側にフォーカスすると鏡筒が伸びて実焦点距離が長くなります。
前玉がせり出してきますから分かりますよね。
近距離側にフォーカスすると実焦点距離は長くなりますが有効口径は変わりません。
ですので、露出計は F2.8を示していても実際の F値は大きくなります。
= SSが落ちる ということでございます (^^
等倍撮影すると実焦点距離は2倍になりますので、272Eを開放で撮る時で計算すると
180mm(実焦点距離)÷ 約32mm (有効口径)= 約 F5.6 となります。
(F2.8に設定しても2段落ちて実質F5.6となる)
———- 更におまけ ———-
等倍マクロ域で手ぶれ補正が効きにくいのは上記の事が関係していると思っています。
実焦点距離は 180mmになっているのに、手ぶれ補正のアルゴリズムは 90mmで計算しているはずです。
そりゃ誤補正しますわなw
こんばんは
A50 Macro、お気に入りになったようですね(^。^)
扉の写真、二枚目の写真ともにボケ味が柔らかく感じます。
オールドレンズって比較的懐に優しいかわりに、奥が深すぎていわゆる沼って感じが強いですね(^▽^;)
しかし、272E、2本お持ちなんですか!?
キバナコスモス?!(?_?)
ですよね。。。。。こっちは9月なんですが(笑)
「優しい描写のマクロ」これは楽しそうですねぇ♪
マクロレンズは、柔らかいのからカリカリまで、各社
揃えてみたいですww
CANONのレンズは、レンズ内手振れ補正で、構造も複雑なので
メンテサイクルも今までのレンズよりも、短い周期なのかなって思ってます。
こういう時、SCが傍にない地域なので、かなり不便を感じます。
小さくて軽いと、何気に持って出れるので、やはり可動率も
多くなりますよね。ポケットにも入っちゃうし(^^
おはようございます。
オールドレンズの醍醐味は、優しい描写に尽きると
思っています。
花撮りは、優しい描写が活きますよね。
また、モノクロにすると雰囲気が出ます。
A50、マクロレンズとしては良く考えられていますね。
マクロのピント精度を上げるには、回転角が大きい
ほうが良いですから。
それと、ペンタックスのオールドレンズ、ヘリコイド
の動きが良いですよね。
粘りのある動きで、使って見ると感触の良さに驚きます。
有効口径って、メーカーで公開していませんよね?
DFA100の有効口径は? 疑問に思っております。
計算方法あるのかな?
こんにちは。
露出倍数・・・
知りませんでした(^^;
秘密基地は勉強になりますね~♪
寺子屋みたいです。
ちょっと昔の機械物って最近の大量生産品と違って
作りは丁寧だし長く使えるように設計されてるような気がします。
キヤノンでは
EF50mm/F1.8は現在売られているⅡ型より昔のⅠ型の方が高く取引されていますしね~♪
Ⅱ型は私も持っているんですが、外装もマウントもプラスチックでチャチいです。
shang!さん、こんにちは。
A50マクロ、お気に入りになりました (^^
出品用商品撮影用にK20Dへ付けっぱなしで三脚に載せておこうと
思っていたのですが、嬉しい誤算です (^^
寄るとボケは良い感じなのですが、離れるとやっぱり標準域だな~
って感じのボケになります。
花撮りにはやっぱり 272Eがいいな~ って思いましたよ (^^
オールドレンズは描写に当たり外れがあるので怖い面もありますよね。
A50マクロもどうなんだろうなって思っていましたが、これは当たりでしたw
ん? 272Eは1本しか持ってません。
大きさの比較写真の事ならフォトショでの合成です (^^
bluemさん、こんにちは。
そうそう、キバナコスモスです。
こちらでは年中見かけている気が・・・ 勘違いかなw
優しい描写のマクロは花撮りに最高ですね。
カリカリ系は昆虫撮り用かなw
どっちも持っていると楽しめますよね (^^
電子基板が実装されているレンズは将来が不安ですよね。
30年後に使える確率って凄く低そうです。
高度になるのは嬉しいのですが、レンズはシンプルにして長く使える様にして欲しいです。
ペンタもSDMを実装してしまったので、モーターの修理がいつまでか気になる~
小さいレンズってやっぱり良いです。
バッグにポイで超お気軽 (^^
iMovieさん、こんにちは。
近年のレンズはコントラストを上げる傾向にあるので、こんなレンズは嬉しいですね。
市場がハッキリした画を要求しているので仕方無いのですけど (^^
人物や花は優しい描写の方がやっぱり嬉しいです。
A50マクロにはちょっとビックリしました。
描写もそうだし作りもそう感じましたよ。
ヘリコイドも心地よいトルクだし、ペンタは良いレンズ作るな~ (^^
無限遠時の有効口径は単純に 焦点距離 ÷ 開放F値 です (^^
Jerryさん、こんにちは。
お~ お役立ちマメ知識でしたね。
マメ知識はもっとあるので、時々記事に折り込んで行きます (^^
最近のレンズは低価格を追究しているせいか、ちゃっちな作りが多いですね。
丁寧に作られていると感じるレンズはペンタで言えば Limited レンズぐらいかな~
DA★300ですら外装は Limitedに敵わないと思っていますw
EF50mmF1.8はプラマウントでしたか~
DA L レンズもプラなんですよ。
あれはやめて欲しい~
購入意欲が一気に減退しますw
DA35mmF2.4ってのがあり、光学的にも良いレンズなのですが
プラマウントのせいで購入を躊躇しておりますw