St.VD

20100214-1.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F2.8 1/20 ISO100 -1.0EV]
おそらく今日は全国的にこの様な写真が貼られる事でしょう。
乗り遅れてはいけませんので、秘密基地にも貼ります (^^
もらって嬉しいし♪
ライティングを工夫しようかな? と一瞬思いましたが、手抜きしてしまいましたw
レンズはFA77をチョイスしましたが、FA77じゃなくてもいいな。

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ナイスの精

20100114.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F5.6 1/500 ISO100 ±0EV]
知らない方には意味不明な 『ナイスの精』  (^^
大きな姿で現れてくれました!
髪は短髪で顔は黒でしたか~ (^^
ラオウっぽくも見えるな・・・
右上の形が左拳を突き出したように見えるw
手前の凄く薄い雲も不思議な感じですね~
流石ナイスの精!

FA77最終夜

20100110.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F2.4 1/350 ISO100 +0.5EV]
【ポートレート最強レンズ】
最終夜はこのレンズの真骨頂である人物撮影です。
このレンズで背景ボケのポートレート撮影する場合、F2.4にして後はレンズに任せてしまいましょう (^^
撮影者が気をつけるのはピントと露出だけです。
肌のトーン表現は心配ないし、睫毛にピントをもってくれば一本一本がちゃんと解像した
理想的なポートレートに仕上がります。
F2.4という F値は絶妙なバランスで、柔らか過ぎず固すぎず実に印象的に仕上がります。
ピントの来ているところからなだらかにボケていくのも最高です。
ボケ部分の髪の毛を見ると実にナチュラルなボケである事が分かりますね。
ウルサさやイヤミが感じられない美しいボケです。
※絞ったポートレート撮影ではなく開放付近のフワッとしたポートレートを想定しています。
  またバストアップ程度を想定しております。
FA77のT値についても書いておきます。
F値ではないですよ。 T値です。
T値とは ”レンズの透過率なども含めた光学系の実質的な明るさを示す指標” です。
F値が小さいレンズほど明るいと思っている方が大多数だと思いますが、実は違います。
F値というのは焦点距離÷レンズの有効径という単純な値で、どれだけ光が取り込めるかという
指標では無いのです。
レンズ(ガラス)は光を100%透過させる事は出来ず、かならず表面で反射します。
レンズの枚数が増えるとそれだけ透過率が悪くなっていくのです。
以前 TAMRON 28-75mmF2.8(A09)という一般的に明るいズームレンズと呼ばれるレンズと
FA77を比べてみました。 (F2.8に設定して撮り比べです)
なんと同じF2.8なのにシャッター速度が1段違うのです。 (FA77 = 1/125 A09 = 1/60)
そこで全ての手持ちレンズを調査したところ FA77が一番光を透過させておりました。
詳しくはこちらで検証しています。
http://limi-ranger.seesaa.net/article/124754672.html
条件が悪い暗い場所での撮影ではレンズ構成の多いF2.8通しのズームレンズより
FA77の様な単焦点レンズの方がSSが稼げるって事ですね。
また、A09の75mmと FA77を F2.8に設定して同じ大きさになるように撮影すると
FA77が背景ボケが大きいです。
ボケは焦点距離とF値にのみ左右されるのに不思議な事です。
2mmの差以上にボケが違うのです。
最後に・・・
単に80mm付近の焦点距離が必要であれば272EでもA09でもいいのですが、
FA77の代わりにはならないのです。
FA77はその焦点距離が必要だから使うレンズではなく、その描写が欲しいから使う
逆転レンズなのです。

FA77SP1

FA77第四夜

20100109.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F5.6 1/250 ISO100 -1.5EV]
【うなる描写性能】
FA77は開放F1.8という大口径レンズです。
DA Limitedが小型化とデジタルで破綻のない描写を優先したため開放F値はF2.4以上になっていますが、
FA Limitedは全て F2以下の開放F値になっています。
デジタルにはDAが最適でFAは相性が良くないとかいう人もいますが、いったいどんな写真を
撮っているのでしょう。
ピントが来ていない写真ばかり撮っているのでしょうか。
開放だと流石に諸収差の影響でかっちりとした描写ではありませんが、F2.4からコントラストが高くなり
描写も締まってきます。
F2.8に絞るとDAレンズ真っ青の素晴らしい解像度を見せてくれます。
FAレンズらしく絞るほどに解像度を増していきます。
F2.8ぐらいに絞った描写を緩く感じている方はピントが合っていないか調整が必要なFA77です。
FA77の実力を引き出してあげるとその描写に驚愕する事間違いなしです。
豊かなトーンと滑らかなグラデーション、美しいボケ・ボケ足とシャープな描写。
銘玉という表現はこのレンズの為にある言葉です。
FA77の評価は文句なし ☆☆☆☆☆ で、FA31、272Eと並んで手持ちレンズのトップ3を形成しています。
DA15、DA21の描写評価は ☆☆☆ ですから、いかにこのレンズの描写が優れているか
お分かり頂けると思います。
※delphian的描写評価です。F値毎の描写や周辺部の解像度等を総合的に評価しています
細部の精細な描画能力とボケの美しさを併せ持った万人を虜にする実に妖艶なレンズです。

FA77SP1

FA77第三夜

20100108.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F1.8 1/500 ISO100 -0.5EV]
【美しすぎるボケ】
FA77を語る時ボケを語らずして FA77は語れません。
他メーカーのユーザーも羨む FA77の魅力はこの美しいボケにあります。
なだらかなグラデーション表現に加え、ボケの美しさが FA77最大の魅力なのです。
ピント部分からスムーズに移行するボケは絶妙な味付けで、感覚を刺激し感性に訴えかける
ボケになっています。
目の前のモノをひたすら美しく浮き上がらせてファインダーへ導いてくれるのです。
ファインダーに投影された像はペンタNo.1の破壊力と申しておきましょう。
このレンズ、”官能系レンズ” という表現以外思いつきません。
FA77にはFA77でしか表現できない世界が確実にあるのです。
9枚絞りも美しいボケを作るのに貢献しています。
ボケの美しさを作り出すのは絞りの形(枚数)とレンズの設計です。
点光源じゃなくてもそうなのです。
ボケは点のボケが面全体に広がっていると考えると分かり易いかな?
ボケの形状とボケの中心から周辺にかけてなだらかに光量が落ちるボケが最も美しいボケになると思います。
このあたりに無頓着な設計のレンズだとシーンによっては二線ボケのような妙にエッジっぽいボケになり、
美しいとは言えないボケになります。
光学的には素晴らしくても美しくないボケになるレンズが沢山あるという事です。
近接撮影だとどんなレンズもボケが大きくなり不満が少ないボケになりますが、ある程度離れた被写体を
撮影してみるとボケの質が全体の印象を決定づける事がわかると思います。
※被写体までの距離、背景までの距離等シーンによります。
  話はズレますが、272EがFA77と同類のレンズですね。
一般的にレンズの設計は描写に悪影響を及ぼす諸収差を取り除く方向で設計します。
しかし FA Limitedは出来るだけ取り除く方向ではなく味付けの部分に振っているレンズなのです。
あえて収差を残し、ボケの美しさを作っているんですね~
諸収差を徹底的に排除すすると細部の描写力に優れた素晴らしい解像度のレンズになるのですが、
ボケが固くなり全体としてみると美しさが欠けたうるさい写真になりがちです。
最近のレンズはコンピュータで光路を計算し設計しているのですが、FA Limitedは計算した数値の
レンズ設計ではなく、実写テストを重ねて描写の方向を決定しています。
FA Limitedは開放付近こそフワッとしていますが、ちょっと絞ると諸収差が収束しキリリとします。
※もちろん設計はコンピュータで行っているのですが、実写テストで修正を繰り返しています
貼った写真は開放・近接付近で撮影したガザニアです。
バックが近いのでボケが小さく感じるかも知れませんが、背景があと1m後ろだったら
うるうるに溶けた背景になります。

FA77SP1

FA77第二夜

20100107.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F8 1/1600 ISO100 ±0EV]
【トーンの豊かさ】
今夜より描写関係について語っていきます。
評価とか感想ではなく “語る” です (^^
FA Limitedはトーンが柔らかくなだらかに変化していきます。
真っ赤と真っ赤に近い赤をちゃんと表現してくれるのです。
その美しいトーンは官能的でさえあります。
とりわけ FA77はボケが大きいという事もあり、グラデーションの美しさは群を抜いています。
花を撮っても良し、人物を撮っても良し、どんな被写体もアートへ変身させます。
あらゆるフォトグラファーをファインダーへ釘付けにする魔性のレンズなのです。
ある方は 『FA85は上品なすまし汁』 『FA77は極上のなめこ汁』 と表現しておりました。
FA77は色乗りが良く発色も良いので、言い得て妙でございます。
今夜貼った夕景のオレンジ、夕日のあるハイライト部分から周辺のオレンジへ
なだらかに繋がって破綻を微塵も感じさせません。
フル解像度で見ても美しく繋がっています。
もしトーンジャンプして見えた場合、ディスプレイの表示能力の問題だと思います。
私のメイン現像環境であるディスプレイだとトーンジャンプは全くありません。
自宅ノートPCだとグラデーション部分が微妙にトーンジャンプしています (^^
普段272Eをよく持ち出しているのですが、マクロしないとわかっている日はこのレンズを持ち出します。
それほどに信頼し、満足できる結果の写真を残してくれるレンズなのです。
最短撮影距離は70cmと焦点距離なりなのですが、あと20cm寄れたらと思います。
唯一惜しいと感じている部分です。
現在のサイズ・外装で FA77mm Limited Macro なんて出たら飛びつきます (^^

FA77SP1

FA77第一夜

20100106.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F2.8 1/500 ISO100 -2.0EV]
【世界一美麗なプロポーション】
本日よりFA77の五夜企画をスタートします。
第一夜はFA77の容姿などについて語ります (^^
宅配で届いてまず感動したのはその容姿の美しさでした。
なんて美しいレンズなんでしょう。
これまで数々のレンズを見てきましたが、こんなにも美しいレンズは初めて見ました。
グッドデザイン賞が道を開けるほどの美しさです (^^
ネットで評判は確認していたのですが、容姿だけ見ても良い写真が撮れそうな予感が漂っていました。
その予感をアルミ外装が更に引き立てます。
前玉から覗き込むと前玉の美しい事!
外装いっぱいまで前玉が埋まっています。
Aポジションを解除し絞りを開放にして覗くとガラスの塊感にゾクゾクします。
う、美しすぎる ・・・ 何百カラットあるかわからない宝石です。
吸い込まれそうになります (^^
外装を堪能した後カメラへマウントしてファインダーを覗いた時に衝撃が走りました。
な、なんですか!!! このファインダー像は!!!
『うおぉ~~~~~っ』と叫んでのけ反りましたよ。
ファインダーを覗いてのけ反ったのも声を出したのも初めての経験です。
いい画が撮れると確信しました。
というか撮れないワケがないと思いました。

FA77SP1

前夜祭?

20091231.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F2.8 1/1000 ISO100 +0.5EV]
今年最後の更新。
本年はブログを開始したり、ネットでの友人が増えた楽しい年でした。
来年も沢山の写真を撮りますので、引き続きご訪問いただけると嬉しいです。
ご訪問いただいたみな様、とりわけコメント頂いたみな様へ感謝いたしております。
ありがとうございました <(_ _)>
そろそろリクエストいただいた FA77祭りしようかな・・・
トマト♪ちゃんに余裕が有る時じゃないと意味がないので、
勝手に前夜祭で一枚ペタッw
いつからスタートしようかな (^^
2009年最後の写真はインパクトが有るヤツがよかったかな・・・

感じる秋 II

20091119.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F2.4 1/125 ISO100 ±0EV]
紅葉のないこちらで秋を感じるのはこんなものぐらいか。
夏でも落ちているのですが、肌寒いと秋っぽく感じます (^^
FA77の F2.4はとても好きな絞り値です。
極薄なピントでピント面はシャープ、柔らかさとシャープさが同居した絶妙な絞り値です。
世間の評価はフワッとした写りとか言ってますが、それは開放だけで
F2.8ぐらいに絞ると恐ろしい程の解像度を見せてくれるレンズです。
ポートレートで絶賛されているレンズですが、お肌の荒れまで撮れてしまうので、
現像処理で少し柔らかくしてあげないと可哀想になります (^^

コロボックル

20091115.jpg
K20D FA77mmF1.8 [77mm F2.4 1/350 ISO100 -2.0EV]
クロトンの葉の中でもグリーンの葉だけに木漏れ日があたっていました。
これは姉貴が好きなシーンでしょう。
逆光好きなら見逃してはいけないシーンです (^^
葉の中からヒョコっとコビトが現れた様に見えます。
逆光 \(^O^)/