カジュアル望遠

K20D FA135mmF2.8 [ F4 1/350 ISO100 -0.5EV ]
今回は FA135mmF2.8について書いてみます。
というのも、検索で飛んでくるワードにFA135が多いから (^^
折角来て頂いているので、ちょっと詳しく紹介してみます。
ディスコンになったレンズですが、いまだに人気があるレンズですね。
中古でしか手に入りませんが、『見たら買え！』　のレンズでございます (^^
扉の写真は　ホウオウボク（鳳凰木）　別名 『ロイヤル・ポインシアナ』 です。
立派なお名前ですね～ (^^
こちらでは沿道沿いや公園によく植えられている、ポピュラーな木でございます。

FA135mmF2.8はデジタル以前に発売されたレンズで、数年前にディスコンになったレンズです。
デジタル時代のスターレンズ、DA★50-135mmF2.8があるのでディスコンにしたのでしょうか。
実に勿体ない。
量販店でDA★50-135mmF2.8を試写した事があるのですが、FA135mmには敵わないと結論し
購入予定の候補から外した事があります。
★ズームレンズも単焦点のキレには敵わないのでございます。
以下実写例を貼ります。

[ FA135mm F4 全景 ]

K20D FA135mmF2.8 [ F4 1/125 ISO280 ±0EV ]
[ FA135mm F4 切り出し ]

K20D FA135mmF2.8 [ F4 1/125 ISO280 ±0EV ]
まずは FA135のF4です。
7～8m先のスズメですが良好な解像度ですね。
F2.8の開放だと柔らかく、F4で画が締まります。
F5.6にすると　”おおっ　さすが単焦点”　と思わせ、
F8まで絞ると　”すっ　素晴らしい！！！”　となります (^^

唯一の欠点はシーンによってはパープルフリンジが出る事ですね。
F2.8が最も派手に出ます。
絞る毎に目立たなくなり、F8まで絞ると消え去ってしまいます。
この欠点がディスコンになった一番の要因でしょうね。
次の写真は開放F2.8で撮影したバイク。
[ FA135mm F2.8 全景 ]

K20D FA135mmF2.8 [ F2.8 1/250 ISO100 ±0EV ]
[ FA135mm F2.8 切り出し ]

K20D FA135mmF2.8 [ F2.8 1/250 ISO100 ±0EV ]
派手にパープルフリンジが出現しておりますね。
撮って出しの方にはこれが欠点になるのでしょうが、私の場合必ずフォトショップを通しますので
これが欠点にはなりません。
パープルフリンジを消すアクションを実行するだけで気にならない程度まで消えてくれます。
[ フォトショでアクション実行後 ]

K20D FA135mmF2.8 [ F2.8 1/250 ISO100 ±0EV ]

FA135は 375gと望遠レンズにしては軽いので取り扱いが楽でございます。
ボディー内手ぶれ補正の効果とあいまって、実に手軽に撮影出来ます。
IF方式なのでフォーカシングで全長が変わらないのも○。
最短撮影距離70cmなので花撮りにも最適です。
倍率は 0.25倍（１：４）、名刺がファインダーいっぱいに撮れる感じですね。
絞り羽も9枚なので、ボケ味も良好でございます。
開放の柔らかさを活かすと、花やポートレートで威力を発揮しますね～
数年前に成人式のお嬢さんを撮影したのですが、このレンズが大活躍でございました。
コーティングを変えてDAレンズとして復活して欲しいレンズでございます。

期間限定で特大画像へのリンクを貼ります。
F8.0を撮り忘れてしまいました～
F8.0は F5.6以上の描写と断言しておきます (^^
F2.8　10M画像
http://mj.plala.jp/dpn/0928/20100929-6.jpg
F5.6　10M画像
http://mj.plala.jp/dpn/0928/20100929-7.jpg
更におまけ。
帰宅しながら車の中から20mぐらい先にある看板を撮った写真で、
RAW+で同時記録した 6Mサイズの画像です。
開放＆ISO1600ですが、いいですね～
http://mj.plala.jp/dpn/0928/20100928-211922.jpg