K20D FA31mmF1.8 [ F8 1/30 ISO3200 ±0EV ]
本日はK20Dの高感度について書いてみます。
K-xという機種が出るまで、某巨大掲示板では 「ペンタックスは他社に比べてノイズが多い」
とよく書かれておりました。
JPEG撮って出しに関してはそういえるのかもしれませんが、RAWだとそれほど見劣りしません。
JPEGの画作り(NRのかけ方考え方)は各社各様で、徹底的にノイズを取るメーカーもあれば
ペンタのようにノイズ処理はそこそこにしてディテールの保持を重視しているメーカーもあります。
高感度の実力はRAWファイルを同じパラメータで現像しないと優劣が付けられないのです。
[ ISO3200 NR処理無し 等倍切り出し ]
K20D FA31mmF1.8 [ F8 1/30 ISO3200 ±0EV ]
カメラのNR設定をOFFにして撮影した撮って出しJEPG画像です。
さすがにノイズが多いですね。
信号を32倍も増幅しているので、ノイズが浮くのは仕方ない事でございます。
[ ISO3200 現像時にNR処理 等倍切り出し ]
K20D FA31mmF1.8 [ F8 1/30 ISO3200 ±0EV ]
Photoshop CS5 の Camera RAW でパラメータを追い込んでみました。
Camera RAW 6.x のNR処理性能はかなりいいですね。
このままでも六切り程度のプリントなら破綻は無いと思います。
エッジをシャープにしたいし、NR処理で塊状にベタッとなった部分を緩和したいので
私の一つの尺度である 2400×1600 へリサイズしてシャープネス処理をします。
併せてマスクを掛けて取りきれなかったノイズ部分に対して更にNR処理します。
その画像がこちら。
http://mj.plala.jp/dpn/0825/iso3200-2400×1600.jpg
もっと追い込めますが、まずまずですかね (^^
以下はおまけです。
拡張感度である ISO6400 で撮影し、NR処理した画でございます。
[ ISO6400 ]
K20D FA31mmF1.8 [ F8 1/30 ISO6400 +0.5EV ]
緊急用&シーン次第ですが、L版サイズへの印刷やブログ用途なら使える程度にできます (^^
しかし鳥撮りには使えません。
羽毛が潰れてダメでございます。
更におまけの記事 (^^
K-xは高感度に強いと評判ですが、RAWファイルを現像して確認してみると
K20D比 2/3段程度でした。
逆にK-7は K20D比 1/2~2/3段程度高感度に弱かったです。
ISO100~ISO6400を 1/2ステップで撮影したサンプルを比べた感想です。
自己所有の機種だけでなく、友人達からも高感度撮影したRAWファイルを提供してもらい
各機種用のNR処理パラメータを作成したときにチェックしました。
高感度特性、画質等をチェックした感想はこちらの記事に書かれているデータとほぼ一致しました。
http://digicame-info.com/2010/03/k-xdxo-mark.html
高感度に強いから優れた機種という事はありませんが、ノーストロボのブライダル撮影や
ライブ撮影などでは強力な武器になります。
NR処理は必須ですが、ライブ撮影ならK20DのISO3200は使えます!
2年半前の機種ですが、陳腐化を感じさせない画質に嬉しくなってしまいました。
でもK-7にK-xのセンサーが搭載されていたらK20Dからコンバートしていたかも (^^
こんばんわ
いつも勉強になりますが、今日はさらにまた勉強させていただきました(__)
K-7は高感度がトホホなので、即実践にうつせそうです。
それにしても、追い込み方がすごいですね。
私の場合、ここまで追い込まなければいけない画を撮れないのが最大の課題ですw
普段はLightroomのNRで妥協しちゃってますし(^▽^;)
>でもK-7にK-xのセンサーが搭載されていたらK20Dからコンバートしていたかも (^^
ということは、K-5の噂が本当だったら、コンバートしちゃいます?(笑)
記事は今からじっくり読むとして・・・。
見覚えのある箱が(ΦωΦ)
お取り置きいただいて嬉しいですwww
shang!さん、こんにちは。
K-7の高感度は厳しいのですが、ノイズを丁寧に処理すればISO3200が実用範囲になります。
ISO1600は余裕で使える画になると思いますよ~
シーンと被写体次第ですけど (^^
Camera RAWのNRが良くなったのはCS5からです。
Lightroomの2.7までは以前のCamera RAWと同じパラメータでしたので、
3.0からCS5と同じバージョンになっていると思われます。
> K-5の噂が本当だったら、コンバートしちゃいます?(笑)
高感度特性が2段違えば悶絶すると思います (^^
姉貴、おはよ~
むははっ 綺麗な箱だったのでテーブルフォトの小物入れにしました (^^
中にはビー玉とかゴムのカエル君が入ってます (^^
じゃあ次はもうちょっと頑丈な箱にします^^
それでは薄いっ^^;
確かにw
薄いけどいい感じの箱なので気に入っておりますよ (^^
(*´-д-)フゥ-3、巡回サボってたので過去さかのぼってきましたw
おお~っ、これまた参考になる記事ですね~~(@_@;)
(□。□-) フムフム。NR処理勉強しないと・・・・。
だははは~~~♪CDのタイトル、なんだろうって思ってましたが、
コメント見て納得~~♪兄貴ウマい!!!!
甘雪さん、気づいたのかしら??
暮らしさん、こんにちは。
貴重な休みの日に巡回して頂き、┏O)) アザ━━━━━━━ス!
NR処理のツボを覚えると高感度撮影が怖くなくなりますので、
ぜひ勉強して下さいね。
ん? CDのタイトル???
手近なものを適当にチョイスしたのですが、隠語入ってます? (^^
NR処理うまくやりたいですわ~
K-7はやっぱし高感度は弱いかorzガックシ
まぁなんとか3200近くまで使えそですし、
色々試してみましょ
まぐかっぷさん、こんばんは。
NR処理を手なずけると高感度撮影も怖くありません。
カメラ本体で設定するより品質良く仕上がります。
K-7はK20Dのセンサーを改良したはずなのに高感度特性が落ちてしまいましたね。
動画への対応と連写速度向上で読み出しチャンネルを増やしたのが原因だと個人的には思っています。
それでもNR処理を丁寧にすればISO3200も実用域に入ってきますよ。
被写体しだいですけど (^^
いいとこ発見は楽しいですね~(^^)
しかしこのノイズ除去はいつ見てもすごいです。
自分でここまで追い込むとなると、一体何時間かかることやらw
各パラメータが、頭ではわかっていても、
まだ感覚として身に付いていないのです(^_^;)
経験積むしか無いですね~
たまには兄貴NR使わないようにしないとw
ask-evoさん、こんにちは。
ソフトの進化と現像テクニックのスキルアップで画が生まれ変わりますね。
NR処理なんてその最たるものではないでしょうか。
2年前のソフト&現像テクニックだとここまでクリーンには出来ませんでした。
RAWで撮っていて良かったとしみじみ思います。
NR処理は面倒なものでしたが、慣れるとさくさく落とせるようになりました。
今では全く苦になっておりません。
むしろクリーニングが楽しい (^^