FA28の収差

FA28の光学性能なんぞを軽くインプレ。
収差にもいろいろありますが、通常のレンズで気になる収差の部分だけ書いてみます。
結論から先に書くと、かなり優秀 (^^

[ 湾曲収差 ]

素がフルサイズ用広角の 28mmなので、それなりに湾曲収差があります。
※FA31よりちょい強い湾曲
でも素直なタル型なので、修正は簡単なり。
Lrのレンズ補正のプリセットを入手してあるので、自動的に補正する様にしてあります。
画を見たときに気になる代表的な収差については以下の様な感じ。
・倍率色収差
　良く補正されており、ごく僅かな色つきで済んでいる。
　Lr4.4の　色収差を除去　にチェックを入れるだけで完璧に取れる。
・像面湾曲収差
　これも良く補正されており、中央と周辺でピントがずれない。
　※DA18-55など中央でジャスピンにすると周辺がピンボケになる。
そういえばパープルフリンジはあまり気になっていません。
ということで、基本性能は高いです。

[ FA28、いいね♪ ]

FA28のカタログコピーがこれ。
　ハイブリッド非球面レンズを採用し、5群5枚のシンプルなレンズ構成ながら
　FAスターレンズなみの高性能を獲得。
　球面収差や像面湾曲をはじめとする諸収差がよく補正され、
　画面周辺部まで美しい画像を結びます。
　F2.8と明るい開放絞りで、やわらかなボケ味を生かした表現も可能。
　単焦点レンズならではのコンパクトさとともに、
　透明感のあるヌケのよい描写性が特長です。
嘘偽りないコピーですな。
と、ここまで持ち上げておいてなんですがｗ
流石に FA31には劣ります。
解像力は FA31のF2.8 = FA28のF4.5 という感じで、その差 1.5段。
FA31の描写は価格なりの素晴らしすぎる描写でございます。
価格差 5倍の神レンズと比べてはいけませんな (^^